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薪のいろいろ

2007/11/20

最近、やたらと薪ストーブを推し進めております。営業のHです。
前回から語ってしまっておりますが、今回は薪ストーブが薪ストーブたる所以、
    薪について
ご報告いたします。まず、先日から申し上げております
【針葉樹】と【広葉樹】について。
【針葉樹】は日本海側で取れやすい、成長の早い木ですが、比重が軽い傾向にあるので、燃えつきるのが早い。そして過激な燃え方をするので燃焼温度が高い(約600℃)

【広葉樹】は長野県以南で良く見かけ、成長が遅く年輪が詰まっていて比重が重い。
よって燃焼に時間がかかり火持ちが良く燃焼温度が適切(約400℃)となるワケです。
【広葉樹】にもいろいろ。
【ナラ】
一般的に【薪】と言えば【ナラ材】とされるくらいポピュラー。
火力と火持ちとなどに安定感があり、ナラ特有のにおいがあります。
ミズナラと言えばカブトムシやクワガタのいる木の事です。
樹皮の近くにヤニがたまっている事がありますが、針葉樹ほどではありません。
比重が重めなので、おき火になっても形が崩れにくい。
薪がハゼる音は、薪の中にある導管(養分を吸い上げるくだ)の空気が膨張してはじける音なのですが、【ナラ材】はこの導管が大きく、ハゼる音も大きくなります。
【クヌギ】
火力は【ナラ】より勝り、お茶の道具の炭として愛用されている木です。
ナラ系の樹種は、酸素をあまり消費せずに燃える傾向にありますので、おき火になるとゆっくりと燃えます。そのおき火が遠赤外線の含有量も多いので、身体を芯からあたためてくれます。
多分、比重が【ナラ】よりも軽いせいかも知れませんが、火持ちはやや【ナラ】に劣ります。
【リンゴの木など】
人によっては、果物の木を燃やすと香りがして愉しいなんて事を仰います。
もしかしたらそうなのかも知れません(笑
「ニオイがする」=「不完全燃焼で水分(ニオイ分子)が飛んでいる」って事だと思うので、
気のせいだと思いますが、そんな一分のこだわりも愉しいと思います。
総合すると 果樹は別として、本来的に薪に向いているのは、
【どんぐりのできる木】と言えます。
結局、【薪】と【薪ストーブ】って。
空気を暖める事よりも、【炎】が出すスペクトラム(光線)が対象物を暖める事が重要です。つまり、長波(遠赤外線など)、短波(紫外線など)を含む総合的な波長が、熱を届けてくれます。
そのためには、鋳鉄製のストーブの方が輻射式なので遠赤外線の発信量は多いのですが、何よりその元になる薪の熱量などが重要になります。
【針葉樹】を燃やしてる鉄製ストーブと【広葉樹】を燃やしてる鋳鉄製ストーブは、体感してみるとすぐに判るほど【暖かさの質が違う】んですよ?
ただ、前も言いましたけど【広葉樹】は買うと高い!!
なので、何事もそうなのかも知れませんが、
総合的なアドバイスを元に、
  適切なご提案を心がけたいモンだ と思うのであります。
いや、ほんと。

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