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ビッグマック指標に見る適正為替

2008/07/23

経済において、世界各国で同じ品質、同じような労働対価として提供される
マクドナルドのビッグマックを基準にして、
適正な為替を推し量る と言った、冗談みたいな経済指数、ビッグマック指数というものがある
と言うのはいつかお伝えしたのですが、
それらを使って、適正(と思われる)為替と、それらから見られる今後の状況を考察して
みたいと思います。
Quote:ビッグマック指数 wikipedia
各国のビッグマック価格(営業H調べ)
       ビッグマック価格    現為替      BM指数適正為替(280円@日本)
米国   $2.00~$2.50    107.8円          140.0円~112円
英国   £1.88(E1.50)    214.6円(169.7円)   148.9円(186.6円)    
中国   10元            15.8円            28.0円
韓国   3000W           0.11円            0.09円
                                いずれも2008.7.23時点による

と、こんな結果です。
中国は、外資系の商品がことごとく高級品になりやすいというデバイスがかかるとは言え、
現地価格で50%程度の値上がりがあったアルミナが、日本価格で15%程度の値上がりを
示した過去の例
で言うと、
例えば中国元が1.8倍まで高騰する可能性を秘めていると見なすならば、日本で、
中国産とされている商品は潜在的に24%、約1/4の価格上昇の可能性を持っていると見なす
ことになってしまいます。
(単純な計算ですけどね:笑)
例えば3×6 12mm合板の現在の流通価格が1,200円程度だとするならば、
1,500円程度まで上がる可能性はあり得ることになってしまいます。
・・・・こりゃ大変だ。
また、米$はSPLの影響を受けてダダ下がりですが、物価指標で見ると115円程度が適正で
あるようです。
他にも、今回のデータからは読み取れませんでしたが、韓国ではスーパー・インフレが
起こっているらしいと教えて頂きました。
前にも書きましたが、僕と同じくらいの年代の人の平均年収はソウルで300万円程度。
中国も含め、アジア各国では家賃など生活必要経費が高くなりがちな傾向にあるようですが、
韓国では物価は体感して判るほど安くないんですよね。日本と変わらないんです。

こうやって、冷静に分析してみるとSPL以降の経済状態が如何にグダグダか良く判ります(笑
こう言う時に、平均化を促すエントロピーの法則みたいなのが働く要因ってなんでしょうね?
SPL債権 持ってた会社がキレイになくなっちゃう事?
石油系資源に依存しないスーパーでクリーンな商品が実用化されて、世界が一回変わる事?
どうも、僕はこう・・・【劇的なナニか】を期待してしまうヘンな性格をしておりますが。
今は、ゆっくりと、確実な変化が必要なのかも知れませんね(笑

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