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不透明な金利状況

2008/05/08

最近では、物価高気配を嫌って個人消費は落ち込んだまま、
そして所得も据え置きにされ、海外の思惑で原材料も高騰。
とほほ。未来が見えませんよ。営業のHです。
4月8日に決定しましたが、新規日銀総裁 白川氏はバリバリの日銀出身者。
ある時期には、「ゼロ金利政策 再開か?」と囁かれていましたが、
白川氏では、日本の景気がさらに悪化しても金利緩和は行われない可能性が高い
との見かたもあるようです。
これは、民主党の皆さんが、
「1991年からの金利水準が続いていれば、国民は金利収入として304兆円得ていたはず。
これが失われたのは、ゼロ金利政策と言う不策のせいだ」
と言う認識が下敷きにあるかららしいのですね。
そうした思惑のあった民主党の皆さんは、
自民党の皆さんが総裁に推した財務省出身者を跳ね除けて、
さらに金融緩和主張者の伊藤隆敏氏も跳ね除けて、
金利を引き上げて、金利収入を国民の皆様に還元しようと言う論旨のようです。
だってその方がシアワセじゃん。みたいな。
    そうなるとどうなるか?
住宅金融公庫利用者が激減したここ5年間ほどの間、
銀行ローン利用者は急増し、その多くが「多く借りられるから」と言う理由で、
「3年固定型 35年ローン」を組んでいるハズです。
その融資金利の方も今後上昇基調になって行き、ますます家計を圧迫し、
個人消費は冷え込みを見せ、本来的な好景気の突破口が細くなってしまい、
さらに悪い事に、このデフレ構造/インフレ基調の中で、企業融資による経営負担から、
企業倒産が増えて行く可能性が見えてしまいます。
さぁ、サブプライムローンを笑ってられませんよ?
SPLがアメリカに残した傷跡は、実際的にGDPの多くを個人消費によって成り立っていた
アメリカの市場が、住宅ローン破綻によって冷え込んでしまった部分が大です。
それにより景気回復のトバ口が見えないのがつらいようですね。
省みて、最近の日本は、(僕が良く噛み付いてますが:笑)実質的な経済成長のないまま、
「いざなぎ景気超え」をしてたモンですから、非常に脆弱な状態になっていたのです。
カネはブンブン動いてたけど、手元に何も残ってなかった。
つまりカジノでルーレットやって、コインだけは山にしてたけど、
換金してなかったが如し!
どうだろう?
日本は、また「自己責任」とか持ち出して、どんどん弱者を切り捨てるんでしょうか?
我々 建築業界の人間は、お施主様と言う弱者は守ってあげなくちゃいけない。
そして、その為に、
【金利】【税金】【リスク】【耐用年数】【仕様】【メンテナンス】など
情報をできる限り開示してあげるのが、せめてものモラルなんじゃないかと思います。

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