ユニバーサルブログ

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帰ってまいりました。

2008/02/29

ワタクシ、久々の海外出張からただいま帰ってまいりました。
営業のHです。
どこへ行っていたかと申しますと、
韓国はキョンヒャンで開催される展示会の視察や、
韓国の提携メーカーの皆様との打合せに当社の社長、社員と共に
同行させて頂いたのであります。
いやぁ、韓国の展示会ってば、日本と違って地震がないだけあって、
【耐震構造材!】とか【××認定取得済み!】と言う機能的なものは少なく、
また、JHSのように展示会の準備期間が極端に短い事もないために、
エラい気合の入った展示会になってましたよ。
以下、商品や景気動向の雑感です。
1.フローリングは積層のものが多いので使えない。
あちらはご存知のようにオンドル文化なので、床暖房は欠かせません。
よって狂いの少ないメラミン表層材のOSBとか、珍しいのは耐久紙に印刷した杢目プリントの積層床材とか。
そして、この積層型のフローリングはホルムアルデヒドの問題から日本の基準はクリアしないと使えない状況にありますね。
モノはきれいです。
2.電源トルクに依存する商品は使えない
あちらの電圧は220Vなので、ガレージドアのモーターなど非常に静かな面白いものが
出てましたが、100Vの日本の市場では出力が1/2以下になってしまい使えません。
変圧器が必要ですね。
ただし、照明器具はそのままイケるようです。
イタリアのベネシアン・グラスを使った照明などが展示してありました。
3.韓国の市場はハイソに憧れている。
当社のディストリビューターに教えて頂いたのですが、韓国の年収は日本と額面で
差は殆どありません。
ところが、ノムヒョン前大統領の不策でとんでもないインフレが起こっている上に、
’97年のアジア通貨危機のアオリはいまだ燻っていて、さらに住宅の不良債権額
4兆円程度、支払遅延率はアメリカより酷い50%超。また、軽油なんかも180円/L。
すごく危うくなってます。
なのに、土地バブルが起こっていたり、消費者動向にかげりがないとの話。
不思議な状態になっていますね。
そこへ日本の大手住宅メーカー様が出展されていました。
動員人数もかなりのもの。
韓国の住宅融資は、
かつて契約金額に対しての担保価値のみで融資を決定していたらしいのですが、
最近になってやっと返済負担率などの概念が導入されたらしいとの事。
既存の概念としての気軽さは購入動機の媒体になっていると思いますが、
現実は引き締め傾向のようです。
僕に言わせりゃ、この時期に住宅の韓国進出はバクチだと思いますが、どうでしょうか?
4.ITは強い。
NHKのCGアニメなんかのCGの部分が韓国製だったり。
NECの携帯やipodの中身がSamsong製だったり。
台湾もスゴいけど韓国も意外とスゴい。
なので、3D CADなんかは、日本のゲーム機か?言うくらい
テクスチュアがスゴかったです。
聞いてみたら、日本語には対応していないそうですけど(笑
【余談1】意外と英語は通じる。
前に行った時は英語で話しかけるとラチあかなくて、「どないしょ?」って日本語で言ったら
日本語が返ってきたりして失笑を買っておりましたが(笑
今は英語も充分通じます。
時には英語の方が早いケースもありました。
商談していたとあるメーカーの方は僕より英語がお上手。
「a compensation」とか「a contract」なんてスッと出てきますな。
言い換えの必要がなかったですよ。
【余談2】ことごとく赤い。そして辛い
見るからに辛いものや、辛くなさそうだと思っていたら不意に辛い。
心の準備をして食べると甘かったり。
食べ物に予断を許さないお国でした。
こんなところかな?
また、話は進展したら、お伝えいたします。

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