2017/03/23
法隆寺の釈迦三尊像が、現代の技術で再現されました。
経緯は以下の通り。(紹介記事の抜粋です)
2年前に東京・上野の東京藝大学大学美術館で法隆寺展を開催した際、釈迦如来像の左右にある脇侍が出展されたことから法隆寺金堂内に人が作業できるほどのスペースができた。またとないこの機会を生かして、釈迦如来像と脇侍の3Dデータを計測して型をつくり、本物と同じ銅の成分と質感を再現して「クローン文化財」をつくるというプロジェクトを立ち上げたのである。東京藝大が釈迦三尊像の3Dデータ計測、および3Dプリント出力による原型づくりを担当。これを元に伝統工芸高岡銅器振興協同組合の5工場が分担して3体の仏像と光背の鋳物を制作した。さらに井波彫刻協働組合の工房が合計500kg以上にも及んだ仏像を支える基壇の制作と彫刻を手がけた。最後に東京藝大での着色作業を経て完成。
短期の開催でしたが、見学の機会がありました。
再現されたものも素晴らしかったのですが、3Dプリンター作も中々の出来栄えでした。