2013/10/10
実は今、アメリカの政府機能が一部 止まっています。機能していません。営業のHです。
先日から微妙な円高になっているのは、このアメリカ政府の機能停止が原因なのです。
今、アメリカがヤバい。
これ、何が原因なのかと申しますと、政府の予算決定に関して 与党と野党が交渉決裂しているからなのですが。
その中で、一番の焦点となっているのが、
正式名称the Patient Protection and Affordable Care Act(PPCAC、患者保護並びに医療費負担適正化法)と言われているものです。
これらは、簡単に言うと日本のように政府予算の一部を社会保障にあてて、医療制度の充実を行い、保障的偏差をなくそうという試み。
映画、「John Q」見た方なら判ると思います。
アメリカでは社会保障が民間なので、制度によっては高額な医療負担があり、その為に亡くなってしまう人も多いのだとか。
これを何とかしようとオバマさんが頑張っているのです。日本にしたら当たり前に見えるこの制度、アメリカのお金持ちたちにとっては、社会主義的変調である。と揶揄されてしまい、共和党も一歩も引く姿勢を見せていません。
日本でも話題になっている社会格差をいきなりぶっちぎろうとする試みですが。
オバマさんに言いたいのは、資本主義の持つ構造的偏差を抜きにして いきなりの改革は無理なんじゃね?って事ですね。
これが原因でアメリカの債務不履行まで見えはじめてます。つまり(ありえないけど)デフォルトもあるかも?と。
というのが、最近 新聞を賑わしているアメリカ政府の機能不全なのですね。
人はパンのみに生きるにあらず。と偉大な方がおっしゃいましたが。
言い換えると、人にはパンが必要なのです。