2012/11/26
現在の住宅の動向を一言で表現して！と無茶ぶりをされると（笑 私はあえて「雑貨屋さん風」と答えています。
これは一時のプロバンス風住宅が「意味の過剰」であって、それの反語として「シンプルモダン」が流行ったのですが、「シンプルモダン」には血の通った人間のユルさがなかった。
その中庸として、ソリッドな中にも雑味というか、いい意味でいうと有機性のある物が求められているように思います。それが、狙った訳でもなく「雑貨屋さん風」におさまっています。
なので、今の住宅トレンドは一言で表現する事はできない。
大きなクラスタで見ると「雑貨屋さん」であっても、それらの表現方法が違う。すでに「今、◯◯がアツい！」時代は終わってしまったんだと思うんですね。
そして、それら「雑貨屋さんクラスタ」を表現するのに、無垢フローリングはちょうど良いアイテムだったようで、私たちの扱い商品も、予想外に売れてしまっています。ありがたい事ですm(_ _)m
もちろん、ここにも趣味性はありますので、「体感温度ゼロがいい」とおっしゃる方もいらっしゃれば、私のように「欧米風」にアツくなる男もいる訳です。
そして、これらは「全て存在していい」 ある方がおっしゃいましたが、「ここへ来て消費者は初めて、自分たちに本当に必要な物を探しだした」んだと思います。
それらは生物多様性のふるまいのような、自由な行動を行います。
だからこそ、一定のトレンドに囚われない「本物訴求」が必要だと思ってるんです。
